オキシエリートプロは、ダイエットサプリとしてアメリカ合衆国で製造され、日本へは個人輸入で入ってきていました。
インターネットで盛んに宣伝されていたため、個人輸入とは言うものの日本でも比較的知名度の高いサプリメントです。
日本で一般的に販売されているダイエットサプリと比べると、やせる効果が劇的なので愛用する人も多かったのです。
オキシエリートプロの配合成分
配合成分である1,3-ディメチルアラミンは、体脂肪を速やかにエネルギーに変換してダイエットをサポートします。
また食欲抑制効果もあります。
ラウオルフィア・カネスケンスは中枢神経系に作用して脂肪の分解を促進します。
バウヒニアプルプレア・エキスとパコパモンニエラは甲状腺の働きを活性化して脂肪燃焼を促進します。
オキシエリートプロの副作用
食欲抑制効果や、脂肪分解効果が大きいオキシエリートプロですが、一方で、中秋神経系ホルモンや甲状腺ホルモンにかかわる副作用も多く、嘔吐や冷や汗、震えなど個人差はありますが相当に激しい不快感があります。
不快感で食欲もなくなるので、そういう意味でも痩せる効果は絶大です。
特に急激に脂肪を分解するので肝臓の負担が大きく、副作用として肝炎が大きな問題になっています。
米国では、死亡例も報告されています。
日本でも川越市の保健所がオキシエリートプロの名前を挙げて副作用の注意喚起をしています。
この注意喚起では、ヨヒンビンを肝炎の原因物質としています。
ヨヒンビンは、男性の精力剤として広く用いられている成分ですが副作用が問題視されている成分です。
オキシエリートプロは日本では認可されていません。
またヨヒンビンも日本では認可されていない成分です。
いくら痩せたいといっても、日常生活に支障が出るほどの副作用があり、しかも命にかかわるということなら、ダイエットサプリとしてお勧めできるものではありません。
口コミからわかること
オキシエリートプロを実際使用した人の口コミも不快感に閉口した口コミは多数です。
しかし、ダイエット効果が大きいので、コスパはいいとも書き込まれています。
その反面、気分も悪くならない、肝臓にも影響しない、その変わり痩せもしなかったという口コミもあります。
いかに個人差が大きいかがわかります。
神経系に作用する成分は単に体に影響するばかりではなく、メンタルにも大きな影響を及ぼします。
副作用が仕事に与える影響、もしかしたらかかるかもしれない治療費など、長い目で考えると決してコスパがいいとも言えません。
即効性を求めるあまり、日本で認可されていないサプリメントを安易に利用するのはとても危険なことです。
個人輸入のサプリメントは、あくまでも結果は個人責任です。
個人責任とはいうものの、極端な健康被害は自分だけが困れば済むというものではありません。