普段の食事から摂れる栄養素
サプリメントというのは、その名前の通り「補助」を目的として摂るものです。
そのため、食事からパーフェクトに栄養素が摂れるのであればサプリメントは必要ないということになりますが、100%食事からすべての栄養素を摂るというのは、やはり難しいと言えます。
日本人の食事は、日本の歴史を振り返ってみてもわかるようにさまざまな変化を遂げてきました。
とくに、海外の文化や食材が多く日本に入ってくるようになってきてからは、日本人の食事の欧米化というものも顕著になってきました。
昔ながらの日本の食事は、現在「健康に良い」と言われているものばかりですが、必ずしもそのような食事ばかりができるわけではありませんし、やはり食べたいもの、好きなものを食べたいですよね。
もちろん、健康に一切気を使わないで好きなものばかり食べても良いといわけではありませんが、好きなものを我慢するストレスも身体にはよくありません。
病気などの食事制限がある場合などを除けば、健康でいられる範囲で好きなものを食べるのが一番です。
サプリを摂る目的
毎日の食事で足りないものを補うためにサプリメントを摂るのは良い方法です。
現在の日本の食事の中には、圧倒的に足りてない栄養素というものもあったりします。
もちろん、食事の内容は人それぞれなので、個人差がありますから自分で「この栄養素が足りないかも」と考える必要があります。
また逆に「肌の状態をこうしたいから、こういうサプリメントを摂ろう」という風に考える方法も有効です。
栄養というのは「身体を生かす」ことを最優先に、接種した栄養を振り分けます。
要は、生命を存続させるための内臓などの一番大切な部分にまわされるということで、肌や髪、爪などに栄養がまわる優先順位は低めであるということです。
そのため、必要な部分に栄養を届かせるためにサプリメントを摂るというアプローチ方法は有効な方法であると言えます。
そのため、美肌のためや美白のために、そしてアンチエイジングのためにサプリメントを摂っているという人は多いと思います。
しかし、ともかくサプリメントを摂れば良いというものではありません。
アンチエイジングのためにビタミンEのサプリメントを摂っているという人は多いかもしれませんが、みなさんはビタミンEの摂りすぎが身体によくないということをご存じでしょうか?
ビタミンには水溶性ビタミンと呼ばれる、水によって溶けるものと、脂溶性ビタミンと呼ばれる脂によって溶けるものがあります。
ビタミンEやAのような脂溶性ビタミンには摂取過剰症がありますので、注意が必要です。